2020/04/16 20:33
こんばんは。
十徳日本酒販売所の小島です。
今回はお店のHPのaboutにも書いてある「運命の一本」についてです。
そもそも何それ?って感じですが、僕が勝手に使っているだけなのでその通りです。
ではそれは何かというと「日本酒にハマったきっかけの一本」のこと。
実は日本酒にがっつりハマっている方には「このお酒で日本酒にハマった」っていう一本がけっこうあって、
それを覚えている方がけっこういます。そのお酒を飲むまでのストーリーや飲んだ時の衝撃まで。
そこで僕の酒ライフどころか人生のライフそのものが変わってしまった運命の一本をご紹介します。
京都 英勲 純米吟醸 古都千年
大学生だったときに出会った一本。このお酒がなかったら今お酒の後ろに映っているお店はありません。
僕はこれを飲んで日本酒というものの素晴らしさに気付きました。
当時大学生で、酔っ払いたいからお酒を飲んでいました。
お酒を飲み始めの頃ワインにハマっていましたが、良いワインを知り、気軽にそのへんでワインが買えなくなりました。
でもお酒は飲みたい。そこで同じようなアルコール度の日本酒を飲む日々。
そんなとき大学近くの友達の家で家飲みをしようということになり、
伏見の大学だったこともありせっかくだから伏見の日本酒でも飲むかと、近くの酒屋へ。
なんとなくネーミングで選んだ古都千年。
友達の家で飲んだ時に衝撃を受けました。
さらりと口の中を流れていき、心地よい香りを余韻に残す。
今までのアルコール感のある日本酒とはまるで違っていて、
日本酒が僕の中で”酔う”ものから”愉しむ”ものへと変化した瞬間でした。
その後も美味しい日本酒、特にこの頃は大吟醸ばっかり飲んで、より日本酒の世界へ。
そして在学中に将来酒販店をすることを決め、就職も転職も酒販店のための勉強になることをしてきました。
法学部で法学を学び、弁護士になることを夢見ていた大学生が10年後に酒販店の店主に
日本酒で人生狂ったと言ってもおかしくないかもしれませんが、
心の底から日本酒に出会えて良かったと思っています。
ここまで変わらなくても良いですが、なんとなくでお酒を飲むのであれば
より美味しいもので愉しんで酔って欲しい。
それが日本酒であって欲しいですし、日本酒ならそうなれます。
当店にお越しいただき、一度日本酒を体験してみてください。
これから様々な方の運命の一本を聞いて、ブログにしていきたいなと思っています。
我こそはというエピソードをお持ちの方、教えてください。